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一枚板専門店 色を決めるということ ― レジンテーブルは“色選び”から作品になる

色を決めるということ ― レジンテーブルは“色選び”から作品になる

一枚板レジンテーブルを作るうえで、多くのお客様が最も悩む工程があります。

それは――レジンの「色」を決めること。

色を決めると言うと簡単に聞こえるかもしれません。

しかし、実はこの色選びこそが、そのテーブルの“性格”を決める、とても大切な工程なのです。

■ 木と色が出会う瞬間

同じ一枚板でも、木目が力強いもの、穏やかなもの、波打つように流れるものがあります。

そこに乗せるレジンの色によって、雰囲気がまったく変わるのです。

たとえば……

透明レジンは、木の美しさをそのまま引き立てる“素直な相棒”

深いグリーンは、森の奥を感じさせる“静けさを持つ色”

ブルーは、木の割れを“川の流れ”に変える透明感

ブラックレジンは、高級感とドラマ性を与える“夜の色”

同じ木でも、選ぶ色によって全く違う表情になります。

■ お客様が迷うのは当然。なぜなら…

色選びには正解がありません。

「どれを選べば正しいか?」ではなく、

「どの色が自分の暮らしに馴染むか?」

「どの色が木と調和するか?」

――その“感覚”を見つける作業だからです。

工房で色見本を並べると、ほとんどのお客様がこう言います。

「全部いい…決められない…!」

その気持ちは、私たち職人にもよく分かります。

なぜなら、木と色を合わせた瞬間の世界観が、どれも魅力的だからです。

■ 職人がそっと背中を押す瞬間

迷うお客様に、私たちが必ずお伝えする言葉があります。

「木が好きな色を選びましょう。」

木の色、木目の流れ、節や割れの雰囲気。

それらをじっくり見ながら色を当てていくと、

不思議と“その木が求めている色”が浮かび上がってきます。

木と色がしっくり馴染む瞬間、

お客様の表情がふっと変わるのです。

「あ、これかもしれない。」

その瞬間が、レジンテーブルづくりで最も美しい瞬間だと、私たちは感じます。

■ 色を決めたその日から、作品づくりが始まる

レジンの色が決まった瞬間、

テーブルはもう“ただの素材”ではありません。

お客様と木と職人、

三者の想いが重なり、ひとつの作品の姿が見えてくるのです。

そこから固まるまでの時間、仕上げまでの工程、磨き上げる時間。

すべてが「その色」と共に進みます。

完成したレジンテーブルは、

単なる家具ではなく、

“色で選び、木と出会い、想いで仕上げた作品”。

その特別な存在感は、量産家具では決して生まれないものです。

この記事を書いた人

有村 翼

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