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一枚板専門店 レジン×一枚板テーブルが語る、“自然と人の共生”

レジン×一枚板テーブルが語る、“自然と人の共生”

一枚板の家具づくりは、ただ木を削り形を整えるだけの仕事ではありません。

それは自然と人との対話であり、命の痕跡を新たな形で暮らしの中に息づかせる営みです。

そこにレジンが加わることで、木の物語はより鮮やかに、そして現代的に再生します。

■ 木の個性を受け入れるという発想

一枚板は同じものが二つと存在しません。

節や割れ、色のムラ――それらは人工的な美しさとは違い、自然が長い年月をかけて刻んだ“個性”です。

量産家具では「欠点」とされる部分を、私たちは「魅力」として生かします。

割れた箇所にレジンを流し込むことで、欠けていた部分が美しく再構築され、木が新たな命を得たように輝き出します。

木の「不完全さ」を受け入れることこそ、自然と共に生きるという考え方。

それはどこか、人が人生の中で抱える不完全さをも包み込むような、温かさを持っています。

■ 職人の感性がつくる「自然との調和」

レジンと木の調和は、技術だけではなく「感性」で生まれます。

透明なレジンをどのように流し込むか、どの角度で光を反射させるか。

わずかな色味の違いが、テーブル全体の印象を大きく変えるため、職人は木の表情と対話しながら仕上げていきます。

ブルーのレジンは海や空を思わせ、穏やかで開放的な空間を演出。

ブラックのレジンは木の温もりを引き締め、重厚感と静寂をもたらします。

透明のレジンは木そのものの生命力を引き立て、素材の純粋な美しさを感じさせてくれます。

そのすべてが、自然と人の美意識が交差する一点に生まれる「作品」なのです。

■ 現代の暮らしに求められる“ぬくもり”

デジタルが進み、効率やスピードが求められる現代。

画面越しの情報や、無機質な素材に囲まれて暮らす中で、人はどこか「手触りのあるもの」「温度を感じるもの」を求めています。

レジン×一枚板の家具が支持される背景には、そんな“自然への回帰”の願いがあるように思います。

木の年輪に触れると、自然の時間が確かにそこに流れていたことを感じる。

レジンの透明な層に光が差し込むと、まるで自然の中にいるような安らぎが生まれる。

家具を通して感じる心地よさは、単なるデザインの美しさではなく、人が本来持つ「自然とのつながり」への共鳴なのです。

■ 一生を共にする家具として

レジン×一枚板のテーブルは、年月とともに表情を変えていきます。

木の色は深みを増し、レジンは小さな擦り傷さえも味わいに変えていく。

家族の食卓で使い続けるうちに、そのテーブルには暮らしの記憶が刻まれていきます。

大量生産ではなく、修理しながら使い続けられる家具。

「消費」ではなく「共生」という考え方が、今の時代にこそ求められているのかもしれません。

この記事を書いた人

有村 翼

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【life+×木づくり工房】では、国産材・輸入材を使用した一枚板テーブルやレジンテーブルを販売しております。他にはないこだわったデザインを、腕のある木づくり工房で製作。家の中にあるだけで一気におしゃれな空間へ。テーブルだけではなくご要望に応じたオーダー家具も受注制作いたしますのでぜひお問合せ下さい。

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定休日 不定休
代表者名 有村 翼
E-mail info@life-kidukuri.com

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