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一枚板専門店 一枚板を仕上げるのは、機械じゃない。職人の“眼”と“手”がすべて

一枚板を仕上げるのは、機械じゃない。職人の“眼”と“手”がすべて

一枚板のテーブルは、シンプルに見えて奥が深い。

厚みのある木をそのまま脚につけて完成、と思われる方も多いかもしれません。

けれど実は、一枚板をテーブルに仕立てるまでには、

何十にもわたる工程と、職人の“感覚”という名の技術が詰まっているのです。


■ 木は“完成品”じゃない。むしろ“始まり”にすぎない

伐採された木は、まだ「生きている状態」に近い。

水分を多く含み、内部の状態も均一ではありません。

乾燥、割れ止め、反り止め、虫対策、カビ除け…。

それらを経てようやく、一枚板は家具になる“準備”が整います。

このプロセス、数か月〜数年かかることも珍しくありません。

そしてこの期間中、木の変化を見極め続けるのが職人の仕事なのです。


■ 木目を読む。それは“対話”に近い

どの向きに削るか。

割れをどう活かすか。

節を避けるのか、アクセントにするのか。

それらの判断に、マニュアルはありません。

目で見て、触って、

木の「言い分」に耳を傾けるように考え抜くのが、職人の仕事です。

よく「木は嘘をつかない」と言われますが、

逆に言えば、その本音を読み取れないと、すぐに失敗します


■ 機械にできない、“0.1mmの感覚”

表面を研磨するサンダー作業、

エッジの仕上げ、塗装の厚み…。

こうした作業も、ただのルーティンではありません。

0.1mmの削りすぎが、全体のバランスを崩してしまう

それを防ぐために必要なのが、長年培った“手の感覚”です。

職人たちは、木を「材料」ではなく「生き物」として扱います。

だからこそ、仕上がりに命が宿るのです。


■ 「お客様が選ぶ前に、すでに仕事は始まっている」

一枚板が並ぶ展示場。

お客様が「あ、これがいい」と言ったその瞬間、

実はその木は、何年も前から職人の手にかかっていたのです。

見えない部分こそ、真の仕事。

それを支えているのが、木と向き合うことに人生を懸けた職人たちです。


■ 最後に:一枚板は、“技術と心の結晶”

一枚板の魅力は、木そのものだけではありません。

それを活かしきった職人の“眼”と“手”と“心”の結晶です。

木を選ぶということは、

同時にその木を仕上げた職人の仕事を選ぶことでもある。

だから私たちは、

「使える家具」ではなく、

「誇れる家具」をつくりたいと願っています。

この記事を書いた人

有村 翼

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屋号 life+×木づくり工房
住所 〒649-6273 
和歌山県和歌山市東田中297-1
営業時間 9:00~18:00
定休日 不定休
代表者名 有村 翼
E-mail info@life-kidukuri.com

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