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一枚板専門店 地域の木を使うということ──「暮らし」と「土地」をつなぐ一枚板

地域の木を使うということ──「暮らし」と「土地」をつなぐ一枚板

家具を選ぶとき、デザインやサイズ、価格に目がいくのは当然のこと。

けれど、一枚板を扱う私たちが大切にしているもう一つの視点があります。

それが「この木がどこから来たのか」ということ。

木には、生まれた土地があります。

その気候で育ち、風土に合わせて年輪を刻み続けてきた木には、

その土地にしか出せない表情があるのです。


■ 地元の山で育った木を、地元の暮らしへ

私たちが扱う一枚板の多くは、紀州の山林で育った木です。

紀州桧、杉、ケヤキ、タモ──それぞれの木が、その土地で長年かけて育ちました。

「地域材」と呼ばれるこれらの木を使うことは、

単に輸送コストを下げるためだけではありません。

  • 地元の自然を活かすこと

  • 地域の林業や製材所とつながること

  • 地場の職人の技術が活きること

つまり、その土地の恵みと文化を、暮らしに取り込むことなのです。


■ 木目に“空気感”がある理由

不思議なことに、地域材を使った家具は、

その土地に住む人の暮らしに、すっとなじむと言われます。

理由ははっきり説明できませんが、

その土地の空気・湿度・温度を知っている木だからこそ、

暮らしに入り込んだときの“違和感のなさ”があるのかもしれません。


■ 地域の木を選ぶという“ささやかな応援”

地域材を使うということは、

その木を育ててきた山を守る人、伐採する人、乾燥させる人、

加工する職人たちの仕事にも、静かにエールを送ることになります。

大量生産ではなく、人の手で守られてきた流れに加わるという選択。

それは、お客様自身が“地域とのつながり”を感じられるきっかけにもなるのです。


■ 「地元の木でテーブルをつくる」という贈り物

最近では、

「両親に、地元の木でつくったテーブルを贈りたい」

「新築祝いに、紀州の木で記念の家具を」

というようなご依頼も増えています。

モノではなく、“意味”を贈るという感覚。

木の背景にある物語ごと、大切な人に手渡す。

そんなあたたかい贈り物も、一枚板ならではの魅力です。


■ 最後に:木は土地の記憶をもっている

一枚板は、美しい木目ですべてが決まると思われがちです。

でも、その木目がどうして生まれたか──

そこには土地の記憶があります。

雨の多い年に育った木、風に耐えた枝、斜面に生えたためにねじれた年輪。

それはすべて、その木がその場所で生きた証なのです。

地元の木を使うということは、

地元の自然や文化、そして人々の手仕事を、

そっと暮らしに迎え入れるということ。

あなたの暮らしにも、地元の木を。

この記事を書いた人

有村 翼

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