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一枚板専門店 一枚板が紡ぐ“物語”──家族とともに育つ家具の魅力

一枚板が紡ぐ“物語”──家族とともに育つ家具の魅力

「家具はただの道具ではない。」

そんな価値観を体現しているのが、一枚板のテーブルです。一本の樹から切り出され、何十年、何百年という時を生き抜いてきた木。そこに新たな命を吹き込み、これからの人生に寄り添う存在として迎える──このプロセス自体が、すでにひとつの“物語”ではないでしょうか。


■ 一枚板に刻まれた「過去」の時間

一枚板テーブルは、樹齢100年を超えることも珍しくありません。その木が生きてきた年輪には、自然との闘いや季節の変化、時には災害をも乗り越えた証が刻まれています。

その唯一無二の木目や節、色味のムラは、工業製品には決して生み出せない「味わい」として私たちの目に映ります。

たとえば、板の中央に走る黒い筋。それは、樹がかつて虫に食われた跡かもしれません。あるいは、幹が割れた傷跡かもしれません。けれどそれは、マイナスではなく「個性」です。まさに、樹木が生きた証であり、そこにこそ一枚板の「物語性」が宿るのです。


■ 「今」の暮らしに息づく存在感

リビングに一枚板のテーブルがあると、空間が一変します。大げさに言えば、ただの部屋が“物語の舞台”になるのです。

夕食を囲む家族の会話。宿題に取り組む子どもの横顔。ふと飲むコーヒーの香り。

そのすべてが、一枚板の天板に「記憶」として積み重なっていく。小さな傷も、輪染みも、“あなたの時間”そのものです。

そして何より、一枚板には圧倒的な存在感があります。それはデザインの妙ではなく、自然が生み出した美であり、量産家具には真似できない本物の力です。


■ 「未来」へ受け継ぐ家具

一枚板の魅力は、時を超えて残るという点にもあります。

きちんと手入れをすれば、50年後でも100年後でも使い続けることができます。子どもから孫へ、さらにはその子どもたちへと受け継がれていく。

その過程で、テーブルは「家具」ではなく家族の記憶を継ぐ存在になります。

買った当初はピカピカだった天板が、時とともに深い色艶を増し、思い出の染みや痕跡を重ねていく──それはまるで、人間の人生そのものを映しているようです。


■ 終わりに:家具を“育てる”という感覚

私たちは服を着替え、車を乗り換え、スマートフォンを数年ごとに更新します。けれど、一枚板のテーブルは違います。それは、**「育てていく家具」**です。

経年変化を恐れず、むしろ味わいとして楽しむ。

家族の記憶とともに深みを増していく家具が、現代の暮らしの中でどれほど貴重な存在か──今こそ、一枚板のテーブルにその価値を見出してほしいのです。


“家具を買う”のではなく、“木の物語に参加する”。

一枚板を選ぶということは、そんな豊かな選択なのかもしれません。

この記事を書いた人

有村 翼

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