life+×木づくり工房

一枚板専門店 「子どもが成長しても、一緒に育つ──一枚板と10年の暮らし」

「子どもが成長しても、一緒に育つ──一枚板と10年の暮らし」

家族でダイニングテーブルを探していた10年前。

どこかで見た一枚板の天板に、私たちは惹きつけられました。

決して安くはなかったけれど、「このテーブルが家の中心になる」と思ったのです。

今振り返っても、その直感は間違っていなかったと、はっきり言えます。


■ はじまりは、少し背伸びの買い物

結婚して数年、小さな子どもが生まれた頃。

「家族の時間を大事にしたい」と思って、家具屋さんを巡りました。

そのとき出会ったのが、どっしりとしたクスの一枚板。

優しい木目に、不思議な温かみがありました。

「いつかこのテーブルで、家族みんなで鍋を囲もうね」

そう言いながら、清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入したのを覚えています。


■ 小さな手跡、大きな記憶

子どもが小さい頃は、毎日何かしらこぼしていました。

ヨーグルトの跡、お絵かきのペンの跡、小さなへこみ。

最初は「やってしまった……」と思ったけれど、

今ではそのひとつひとつが、**“家族のアルバムの一部”**になっています。

木って不思議です。傷や汚れさえ、時間が経つとまろやかになって、

ただのダメージではなく「味」になっていくんですよね。


■ 中学生になった子どもが言ったこと

最近、娘がこう言いました。

「この机、いつもおうちにあるから落ち着く」

私たち親が語ることのない思い出も、

ちゃんとこのテーブルが覚えてくれている。

それが、子どもにも伝わっている気がして、ちょっと泣きそうになりました。


■ 一枚板は、家族の“心の中心”になる家具

リビングの真ん中にあるのに、いつの間にか空気のように馴染んでいて。

でも、誰かが帰ってくると、必ずこのテーブルのまわりに人が集まる。

家族の距離をつなげてくれる、不思議な存在感があるのです。

それは量産された家具には出せない、「時間と物語の重なり」があるからなのかもしれません。


■ これからも、きっと

たとえば子どもが巣立っても、

たとえば孫が遊びに来るようになっても、

このテーブルはずっと、私たちの暮らしの中心にあるのだと思います。

時間とともに、色も表情も変わっていく。

でも、それは「古びる」のではなく、**「育っていく」**ということ。

だから私は、また今日もこのテーブルを拭きながら、

ちょっとだけ未来の家族の風景を想像しています。


■ おわりに

家具を買うというより、時間をともにする“仲間”を選ぶ。

一枚板テーブルには、そんな出会い方があります。

もしあなたが、これからの暮らしをじっくり育てていきたいと思うなら──

一枚板という選択肢は、とてもやさしく、力強い味方になってくれるはずです。

この記事を書いた人

有村 翼

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屋号 life+×木づくり工房
住所 〒649-6273 
和歌山県和歌山市東田中297-1
営業時間 9:00~18:00
定休日 不定休
代表者名 有村 翼
E-mail info@life-kidukuri.com

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