life+×木づくり工房

一枚板専門店 「こんなにいいものなのに、知られていない」──それが一番、もったいないと思うから。

機械では生まれない「ぬくもり」──一枚板と職人の話

木は、ただ切って磨けばテーブルになるわけではありません。

割れや反りを見極め、

乾燥を待ち、

手で触れ、目で読み、

その“個性”をどう活かすかを考える。

一枚板の家具が「ほかとは違う」と言われる理由。

それは、その裏側に“職人の時間と勘”が積み重なっているからです。


■ 「木は生きもの」──だから向き合う姿勢が試される

私たちの工場には、木を“素材”ではなく“生き物”として扱う職人がいます。

たとえば、

  • ほんの少しの含水率の違いを手で感じ取る

  • 小さな節にどう仕上げるかを数日考える

  • 木目の流れを見て、天板にする向きを決める

そんな作業に、正解はありません。

でも、それを毎日やっている職人は、

まるで木と会話するように仕事をします。

だからこそ、一枚板は同じ材種でも**「人によって仕上がりが全く違う」**のです。


■ 加工だけではない。“乾かす”という見えない工程

お客様が目にするのは、完成された板。

けれど、その手前に最も長い“待ち時間”があります。

それが「乾燥」。

  • 自然乾燥で1年〜数年

  • 状況に応じて低温乾燥へ

  • 歪みが出ないよう重ね方や風通しも工夫

急げば割れる。

焦れば反る。

“急がない覚悟”が、品質を決めると職人たちは口を揃えます。

見えないけれど、

一番神経を使うのが、この“待つ仕事”なのです。


■ 職人のこだわりは、売れない板にも宿っている

実は、加工場の片隅には“出番を待つ板”がいくつもあります。

節が大きすぎる、反りが強い、色にムラがある…。

でも、それを**「使い物にならない」とは絶対に言わない**のが職人です。

「この子は、天板じゃなくて棚板が似合うかもな」

「小さく切って、雑貨として生きてもらおう」

そんな会話が日常です。

素材を粗末にしない。

木に第二の人生を与える。

そこに、“つくる人”の文化と心が生きています。


■ 最後に:職人の想いも一緒に、届けたい

もしあなたが一枚板を選ぶなら──

ぜひ「誰がつくったのか」にも注目してみてください。

大量生産では見えない、人の手のあたたかみ。

流行ではない、木と向き合った時間の深さ。

家具は“使うもの”である前に、

“語れるもの”になりうるのです。

私たちはそんな家具づくりをしています。

興味があれば、ぜひ工房に見学にも来てください。

無口な職人が、少し照れながら木のことを話してくれますよ。

この記事を書いた人

有村 翼

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一枚板販売店 | life+×木づくり工房

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【life+×木づくり工房】では、国産材・輸入材を使用した一枚板テーブルやレジンテーブルを販売しております。他にはないこだわったデザインを、腕のある木づくり工房で製作。家の中にあるだけで一気におしゃれな空間へ。テーブルだけではなくご要望に応じたオーダー家具も受注制作いたしますのでぜひお問合せ下さい。

屋号 life+×木づくり工房
住所 〒649-6273 
和歌山県和歌山市東田中297-1
営業時間 9:00~18:00
定休日 不定休
代表者名 有村 翼
E-mail info@life-kidukuri.com

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