はじめての一枚板選び──迷わないための３つのポイント

一枚板って、正直ちょっと特別な響きがありますよね。

「高そう」「手入れが大変そう」「サイズが合うのかな？」

そんなイメージから、憧れ止まりになってしまう方も多いです。

でも、実はポイントさえ押さえれば、初心者でも安心して選べるんです。

1. 「樹種の特徴」をざっくり知っておく

一枚板にはナラ、ウォルナット、ケヤキ、トチ…などさまざまな樹種があります。

難しく覚える必要はありませんが、色味と雰囲気だけでも知っておくと選びやすくなります。

• ウォルナット：落ち着いた濃いブラウン。シックで大人っぽい空間に。

• ナラ：明るくナチュラル。どんなインテリアにも合わせやすい。

• ケヤキ：力強い木目。和風にも合う重厚感。

「木目がはっきりしているのが好きか」「優しい雰囲気が好きか」

そこを決めれば候補が絞れます。

2. サイズは“理想＋10cm”で考える

一枚板はサイズを変えるのが難しいので、

欲しいサイズに少し余裕をもたせるのがコツです。

たとえばダイニングテーブルなら、

椅子を引くスペースも含めて測っておきましょう。

「あと10cm長ければ…」という後悔が防げます。

3. 「誰が加工したか」を確認する

これは初心者こそ意識してほしいポイント。

一枚板は同じ木でも、職人の仕上げ方によって全く違う表情になります。

• 表面の手触り

• エッジの削り方

• 木の欠点をどう活かすか

工房や職人の写真、加工の様子が見られるお店だと安心です。

■ まとめ：一枚板は「買い物」ではなく「出会い」

大量生産の家具は、色も形も選べますが、全てが同じです。

一枚板は、ひとつひとつが違い、

「この板に出会ったから決めた」という買い方になります。

だからこそ、初めてでも怖がらず、

工房やショールームで実際に木を見て触ってほしいのです。

「木と会話して選んだ家具」は、

きっと何十年もあなたの暮らしの真ん中にいてくれます。