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一枚板専門店 木の命を受け継ぐということ──一枚板は「生まれ変わり」のかたち

木の命を受け継ぐということ──一枚板は「生まれ変わり」のかたち

私たちが扱う一枚板は、ただの“木材”ではありません。

それは、かつて森の中で生きていた一本の木です。

大地に根を張り、雨を受け、風をしのぎ、

静かに年輪を重ねてきた生命体。

やがて伐採され、人の手によって形を変え、

新たに“家具”として生き始める──

それが、一枚板の本当の価値なのです。


■ 「命を使う」ことへの責任

一本の大木が育つには、何十年、時には百年以上かかります。

それを切り出すということは、ただ木を“材料”にすることではありません。

それは、自然の営みを引き継ぐ覚悟でもあります。

私たち職人は、その木の持っていた個性、曲がり、節、割れを

無理に隠すことはしません。

むしろ、その“生きてきた証”を活かすように、形を整えます。

なぜなら、それこそが命を引き継ぐ仕事だと考えているからです。


■ 「家具に生まれ変わる」ということ

テーブルになった木は、そこからまた新しい時間を歩み始めます。

  • 子どもが勉強した跡がつく

  • 家族で囲む食卓になる

  • 傷やシミさえも、暮らしの記憶として刻まれていく

木は、家具になってからも“変化”していきます。

色が深まり、艶が出て、空気と馴染んでいく。

その変化はまるで、第二の人生のようです。


■ 「使い捨てない暮らし」の象徴として

一枚板は、使い捨ての家具とは正反対にあります。

簡単には買い換えられない。

でも、それがいい。

手入れをしながら、長く付き合っていける関係

時には削り直し、脚を交換し、塗り直し──

そうやって世代を超えて使われる一枚板は、

「循環する命」の象徴でもあるのです。


■ だからこそ、“選ぶ”というより“迎える”

一枚板を選ぶとき、多くの方が「ピンときた」とおっしゃいます。

それは、木が持っていた命の力に引き寄せられる感覚なのかもしれません。

家具を「買う」のではなく、

命あるものを「迎え入れる」。

それが、一枚板の本質です。


■ 最後に:木の命は、あなたの暮らしに息づく

家具になった木は、

あなたの暮らしの中で、また新たな命を宿します

何十年後、そのテーブルに刻まれた痕跡が、

あなたやご家族の思い出そのものになっていく。

一枚板とは、

森で育った命と、人の暮らしが出会う場所。

それは、木の「生まれ変わり」のかたちなのです。

この記事を書いた人

有村 翼

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E-mail info@life-kidukuri.com

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